人生寄り道の連続

幸せとは何か、心の底から笑顔になれる日まで!

まだ根っこは腐っていないなと思える瞬間

こんばんは、くろねこです。

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最近はポジティブな生き方をしようと”前向きに、前向きに。”と言い聞かせて生活しています。ただやっぱり、ふとした時に【たちの悪いネガティブ悪魔ちゃん】が心の端っこから現れるんですよね。

 

どうして過去に囚われているんだろう。

いつまで固執しているつもりなのだろうか。

今まで重ねてきたことはなんだったのか。

自分は一体どこに向かっているのだろうか。

何を信じたらいいのだろうか。

誰を信じたらいいのだろうか。

自分を信じるためにはどうしたらいいのだろうか。

 

こういった考えが浮かんだ瞬間、”悪魔ちゃん消えてくて。やっと前を向け始めたのに。私の心を蝕まないで。”と葛藤して抜け出せなくなってしまうんです。考えないようにと思えば思うほど、悪魔ちゃんは居続ける。悪魔ちゃんと戦い続けて、潰されるを繰り返していると、本当に私は心が弱いなと情けなくなります。

感覚主義の私にとっての最高の特効薬

大好きな音楽。悪魔ちゃんが現れて心が乱れた時は、好きなこと考えて、好きなことで頭をいっぱいにして紛らわそう。そう思って、意識的に音楽を聴くようにし始めました。これがなかなか良いんですよ、実に。感覚主義者+気分屋の私にとっては、とても効果が出やすいことが発覚しました(笑)。J-POPや洋楽もですが、楽器をやっていたこともありクラシック音楽をよく聴きます。どちらかと言うと曲の雰囲気や和音や響きが気になるようで、特別詳しいわけではないですが、”あっ、ここ。ここの音の重なりがたまらん!”という部分があると、心が踊るんですよね。心がプラスに浄化されるというか。乱れがなくなるのが自分でわかるんです。

 

音に汚れがない

で、最近よく聞いているのがこちら。 

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)

 

もともとクラシック音楽をよく聴くので、演奏者別で同じ曲を聴き比べたりすることもあるのですが、辻井さんの音は本当に純粋というか、汚れがないというか。音の粒も一つ一つ立っていてはっきりしているのに、それが強すぎなくて透明感があって。まん丸い水の粒が音色になっているというか。そしてこのラフマニノフの心境をそのまま描いたかのような情緒不安定な曲調。曲を聞いていると、引きずり込まれそうになるくらい、きっと色々な思いを込めたんだろうなと共感してしまう(笑)。これがまた自分の不安定な心に似ていて。この演奏を聞いていると、辻井さんの音と、曲と心がなんとも絶妙に重なる。とにかく直接心に刺さってくるんですよね。自分で自分の心をコントロールできない時に聴くと、気づいたら落ち着いている。そして、演奏の瞬間瞬間で、

音がきれいだ

と思える。そんな時に、”私の心はまだ大丈夫かもしれない。自分が思っているほど汚くないんじゃないか。だって今、綺麗なモノに触れて、純粋に綺麗だと感じれる。それってまだ心の底が腐っていない証拠なんじゃないか。”って。

 

良いな音楽。まさか自分の心をここまでコントロールしてくれるなんて。私が単純なだけかな(笑)。それでもいいと思えるくらい、音に浸って癒されている。